セラミド

化粧水や乳液などの成分紹介でよく目にする「セラミド」。保湿成分ということは多くの方がご存じかと思いますが、セラミドがどんなもので、肌にどのような作用をもたらすのかということまでは、よくわからないという方も多いのでは?

ここではセラミドの特徴や役割をご紹介いたします。

 

美肌を作るために欠かせない保湿成分

 

セラミドは、フィンゴ脂質の一種であり、スフィンゴシンと脂肪酸がアミド結合した化合物質を総称したものを指します。(Wiki

 

もともと人間の肌にある成分の一つ※で、肌の細胞と細胞の間に存在し、水分をはさみこんで、肌のうるおいをため込んでくれています。

(※ ヒトの肌には、分子の結合の仕方によって分類される、11種類のセラミドが存在していて、セラミド1、セラミド2…と番号で呼ばれています。もっと細かく分けると300種類以上になるそう!→ 参考:セラミド研究会

保湿成分の中でも、特に保湿力が高いと言われる、重要な成分です。

 

細胞のすきまを埋めて水分の蒸発を防ぐ

セラミドの働きは、外的からの刺激や水分の蒸発を防ぐという「バリア機能」です。

この肌を守る役割を行っている物質を『細胞間脂質』とよびますが、その約半分をセラミドが占めています。

細胞と細胞の間のすき間を埋めて、そこから水分の蒸発を防いでいるのです。

 

セラミドが少なくなってしまうと、守られていた水分が蒸発してしまい、肌はどんどん乾燥してしまいます。

乾燥した肌は、外的刺激からも肌を守れずに汚れや細菌が肌へと侵入してしまうので肌荒れが進行してしまいます。

アトピー性皮膚炎や皮ムケ肌もこのセラミド不足が原因で引き起こすと言われています。

 

セラミドは肌のターンオーバーの過程でうまれる

表皮奥の基底層で新しい細胞がうまれて、細胞分裂を起こしながらしだいに表面の角質層まででて、垢となってはがれることを肌のターンオーバー(新陳代謝)といいますが、このターンオーバーの過程で、角質層に届いたときに細胞は核がなくなり、分裂をしなくなります。

基底層でうまれた細胞の内部にはセラミドが含まれているのですが、細胞が死んで角質細胞となるときに、細胞の中にあったセラミドが細胞外に出され、細胞間脂質として肌の潤いを保つ働きをするようになります。

 

このように、セラミドはターンオーバーの過程でうまれるので、老化によって肌のターンオーバーが活発でなくなると、セラミドの量も減って、乾燥しやすくなってしまいます。

 

セラミドの種類

セラミドには、実はたくさんの種類があり、その性質によってさまざまに分類できます。

まず、自然界にもともとある天然セラミドなのか、人工的につくられた合成セラミドなのかに大きく分類されます。

 

天然セラミド

天然由来のものにも、馬などの脳やせき髄から抽出する動物性セラミドと、大豆や小麦からつくられる植物性セラミドがあります。動物性のものでは、ウマ脊髄由来のセレブロシド(ビオセラミド)が代表的です。

一般に、植物性セラミドよりも、動物性セラミドの方が高価ですが、人の肌のセラミドと近く、浸透力は高いです。

 

人工セラミド

一方、合成的に作られたセラミドにもさまざまな種類が。

代表的なのが、人の肌にもともとあるセラミドと同じ型につくられたヒト型セラミドです。

ヒト型セラミドは、化粧品の成分表示で、セラミド1、セラミド2というように、番号を表記して書かれていることが多いです。

もともと肌にあるセラミド2の構造と同じに作られているのが、「セラミド2」と表記されます。
 

また、厳密に言えばセラミドではないのですが、セラミドとほぼ同じ働きをするよう作られた「疑似セラミド」もあります。

たとえば、キュレルに使われているのは疑似セラミドです。

 

より美肌になれるセラミドを選ぶ

ヒト型セラミドは、とくにヒトの肌にもともとあるセラミドに似せて作ってあり、とくに肌の保湿力が高いですが、動物性の天然セラミドもヒトの肌にあるセラミドと近い構成で、肌なじみがよいと言われています。

同じセラミドといっても、肌本来のセラミドにより近いものを当サイトではおすすめしています。

 

ただし、どんな方にもこのセラミドが合うというわけではなく、肌と化粧品との相性もあります。

使用される際に肌が弱いなどの不安がある方は、いきなり顔に使うのではなく、二の腕なのでパッチテストをするなどで肌へ負担がないかどうかを確かめてから使用するようにしましょう。

 

セラミド配合の化粧品

 

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