ヒアルロン酸
Date:2014/11/30
だれでも1度は耳にしたことがある成分「ヒアルロン酸」。
元々は眼球の中のガラス体成分として発見されたそうです。
体の中で皮膚や筋肉、軟骨を形成する主成分となっていて、細胞同士をつなぎ合わせる大切な成分で、肌にとってもうるおいを保持してくれる代表的な保湿成分のひとつです。
非常に高い保湿能力
ヒアルロン酸はもともと人の身体の中に存在していて、皮膚の真皮層にも存在しており、肌のハリや弾力を保つ役割をしている成分の一つです。
粘性が高くネバネバとしており、水分を抱え込む力が非常に高く、たった1gで6,000mlもの水分を保持できると言われています。
化粧品に使用されている以外にも入浴剤、洗口液、洗眼液、点眼剤などにも使用されています。
化粧品には、水酸化ナトリウムで中和した、ヒアルロン酸ナトリウムの形で配合されています。
化粧品のヒアルロン酸は角質層の保湿をする
人の体内にもともとあるヒアルロン酸は、肌の表面の角質層の、奥にある真皮に存在して、肌の弾力を保っています。
真皮にあるヒアルロン酸は加齢とともに減っていき、60代になると赤ちゃんの頃に比べて1/4の量まで減少してしまいます。
老化によるものは食い止めることができませんが、他にも紫外線や肌への刺激によって減少を促進してしまうので注意が必要です。
ヒアルロン酸は分子量が大きいので、肌の表面に塗っても、真皮層まで到達することはまず不可能です。
「ヒアルロン酸が入った化粧品は意味がない」と言われているのも見かけますが、あくまでも「真皮層に入って少なくなったヒアルロン酸を補うことはできない」という意味です。
肌の表面で保湿作用を発揮してくれるので、肌表面の角質層の水分を維持することができるのです。
その結果、小ジワの予防や肌のバリア機能のサポートになってくれます。
他の成分との相乗効果
ヒアルロン酸の水分保持力は他の成分と比べてもトップクラスに高くなっていますが、より保湿効果を発揮させるためには、ヒアルロン酸だけの化粧品よりもセラミドやコラーゲンなどの成分も配合された化粧品を使用する方が良いでしょう。
セラミドはもともと表皮に存在する脂質で、水分をのがさない、バリア機能を持つものなので、セラミドとともにつかうことで、ヒアルロン酸の水分保持力もアップします。
コラーゲンも、水分を抱え込む性質のあるたんぱく質で、ヒアルロン酸を水分ごとかかえこみ、水分を逃しにくくします。
スーパーヒアルロン酸: アセチルヒアルロン酸ナトリウム
ヒアルロン酸を構成する原子構造のなかで、「水酸基」とよばれるものを、「アセチル基」というものに置き換えたものが、アセチルヒアルロン酸ナトリウムです。
このアセチルヒアルロン酸ナトリウムは、通常のヒアルロン酸に比べて2倍の保湿力があり、スーパーヒアルロン酸と呼ばれています。
ヒアルロン酸は水になじみやすい(親水性が高い)ぶん、水で流れやすい性質があるのですが、アセチル基は疎水性があり、水に流されにくいので、水分保持をしながら肌に定着しやすくなります。
水分保持力が上がるとともに、アセチル化することによって、使用感もさらっとして、使いやすくなります。
ヒアルロン酸が含まれているコスメ
コスメディナがレビューしているコスメで、ヒアルロン酸が配合されているのは、こちらのものです!
敏感肌用
エイジングケア
- アスタリフトベーシック
- アヤナス
- POLA BA
- オルビスユー
- ファンケルエイジングケア
- メディプラスゲル